巨人“4首脳会談”で新旧融合 由伸監督主催の食事会で「垣根」なくした

[ 2018年4月1日 09:10 ]

セ・リーグ   巨人8―4阪神 ( 2018年3月31日    東京D )

ヒーローインタビュー後にポーズを決める(左から)小林、岡本、上原、沢村
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 巨人ベンチに戻ってきた上原と、それを出迎える選手たち。そこには圧倒的な存在感を誇るベテランと、遠慮がちなナインという構図は全く見られなかった。

 開幕数日前。上原は、ある食事会に出席した。開いたのは、同い年の高橋監督。そこに主将の坂本勇と今季から選手会長に就任した菅野が同席した。席上、上原は高橋監督から「この2人の言うことは絶対に聞くんだぞ」と指示を受けていた。

 今のチームの顔はこの2人。07年途中に1軍昇格した坂本勇とともにプレーしたのは08年までの2年間のみ。菅野の入団時には、すでに主戦場を米国に移していた。日米で成績を残した上原。ずばぬけた実績と人気ゆえに、どうしても周りが気を使いすぎる懸念があった。この食事会には、そんな「垣根」を取り払う意味があった。

 高橋監督はさらに続けた。「この2人の言うことに賛同することで、一緒に背中を押してあげてくれ」。現役時代から親交の深い指揮官と上原だからこそ交わせる会話。まだ1軍合流から2週間にも満たない上原は見事なまでに融合している。 (巨人担当キャップ・川手達矢)

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2018年4月1日のニュース