智弁和歌山が延長10回逆転サヨナラ!壮絶な乱打戦制し18年ぶり4強

[ 2018年4月1日 13:49 ]

第90回選抜高校野球大会・準々決勝   智弁和歌山11―10創成館 ( 2018年4月1日    甲子園 )

<智弁和歌山・創成館>延長10回裏2死一、二塁、黒川が左越えに逆転サヨナラ2点適時二塁打を放つ
Photo By スポニチ

 第90回選抜高校野球大会第9日は1日、甲子園球場で準々決勝4試合が行われ、第2試合は延長戦の末、智弁和歌山が創成館(長崎)に11―10で逆転サヨナラ勝利。壮絶な乱打戦を制して、準優勝した2000年以来18年ぶりの4強入りを決めた。

 初回、創成館が速攻。先頭の峯が左前打で出塁すると、死球でチャンスを広げ、1死一、二塁から4番・深見が右前へ先制適時打。さらに1死満塁となって、6番・鳥飼が適時打、7番・平松が押し出しの四球を選んで、この回一挙3点を先制した。

 智弁和歌山も2回に黒川のソロ、3回に林のソロで1点ずつ返したが、創成館は3回に平松の適時二塁打、4回に野口の左前適時打、5回には松山の適時打が生まれ、3イニング連続で得点。7―2と大きくリードを広げた。

 5点を追う智弁和歌山は5回裏、四球と連打で無死満塁とすると、4番・文元の内野ゴロの間に1点。さらに1死満塁から黒川が押し出し四球を選び、続く根来が左前適時打。さらには東妻が右犠飛を放って、この回4点目。一気に1点差まで縮め、試合は一進一退の展開となったが、創成館が7回に2死二、三塁から5番・野口がこの日4安打目となる中前2点適時打を放って、9―6と突き放した。

 それでも、智弁和歌山は7回に東妻の適時打で1点を返し、2点ビハインドで迎えた最終回。先頭の文元が左前打で出塁し、四球などで2死満塁のチャンスを作ると、平田が左前へ同点適時打を放ち、試合を振り出しに戻した。

 直後の10回に1点を勝ち越された智弁和歌山だったが、裏の攻撃で先頭の西川が死球で出塁。冨田も四球を選んで2死一、二塁とすると、黒川が左越えのサヨナラ2点適時二塁打を放って、両軍計30安打の乱打戦に終止符を打った。

続きを表示

この記事のフォト

2018年4月1日のニュース