牧田 無失点デビュー、1回1/3好救援に「気持ち良かった」

[ 2018年4月1日 05:30 ]

ナ・リーグ   パドレス6―8ブルワーズ ( 2018年3月30日    サンディエゴ )

<パドレス・ブルワーズ>2番手でメジャー初登板し、好救援した牧田
Photo By ゲッティ=共同

 日本初の下手投げ大リーガーとなったパドレスの牧田が、上々のデビューを果たした。1点リードの5回2死一、三塁で登板。昨季30本塁打のブルワーズ・サンタナを打席に迎えても「もっと緊張するかと思った」と堂々としていた。地面スレスレから浮き上がる80マイル(約129キロ)の高め直球で空振りを奪い、2球目の低めの変化球で遊ゴロ。地元ファンの大歓声を浴びた。

 「バッターを抑えることだけ考えて自分の最大限の力を出すことができた」。6回は四球で走者を出したが、遊ゴロ併殺で切り抜け「気持ち良かった」と笑顔が出た。中継テレビ局で球速が表示されたのは13球中2球で最速81マイル(約130キロ)。メジャー「最遅」クラスの直球が、大リーグ公式サイトでは「チェンジアップ」と間違って表記された。

 先発投手が5回持たず降板、逃げ切れば1回1/3を投げた牧田が勝利投手だったが、9回2死から守護神ハンドが逆転3ランを被弾。あと1人でメジャー初登板初白星が消えた右腕を、アンディ・グリーン監督は「マキがとてもいい仕事をしてくれた」とねぎらった。

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2018年4月1日のニュース