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広島ジョンソン投打で躍動 味方失策にも冷静「投手も野手も助け合い」

[ 2018年4月1日 06:46 ]

セ・リーグ   広島6―2中日 ( 2018年3月31日    マツダ )

4回2死満塁、ジョンソンは右前に2点適時打を放つ
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 広島のクリス・ジョンソン投手(33)は31日、中日戦(マツダ)で投打にわたる活躍を見せ、チームを2連勝に導いた。今季初先発し7回1失点の好投。打っても4回2死満塁から2点打を放ち、中日先発・ジーとの助っ投対決を制した。

 今季にかけるジョンソンの覚悟は、唯一の得点を許した2回に表れた。先頭の福田に初球をバックスクリーンに運ばれ先制点を献上。「ソロだし大きなダメージはなかった」と気にしなかったが、この後に試練が待っていた。1死後、平田を三塁へのゴロに打ち取ったが、安部が一塁に悪送球。続く大野奨の時にけん制で平田を誘い出したが一塁のエルドレッドがボールを握り直したロスが響き、二塁進塁(記録は盗塁)を許した。

 これまでなら、いら立ちを見せ崩れてもおかしくない場面。だが、本人はいたって冷静だった。「誰だってエラーはあるから、投手も野手も助け合い。安部のファインプレーで助けてもらうことだってあるわけだし」。四球と犠打で2死二、三塁とされたが、大島をカットボールで二ゴロに封じ最少失点で切り抜けた。3回以降は危なげなく6安打1失点で今季初勝利も手にした。畝投手コーチも「集中力を切らさない意識があれば、試合をつくることができる」と胸をなで下ろした。

 16年には15勝を挙げ沢村賞も受賞したが、昨季は6勝にとどまった。輝きを取り戻すため、参考にしたのは16年の自分自身だった。昨季は足を上げると同時に上体をひねっていたが、これを修正。16年同様、できるだけ上半身を一塁方向に向けたままテークバックを行うように改善した。球持ちがよくなることで、安定感も取り戻した。

 打っては、4回2死満塁から右前に2点適時打を放ち投打で躍動。貫禄すら感じさせる投球に、緒方監督は「(先発ローテーションの)軸でいくという意識と雰囲気を感じるし、頑張ってもらいたい」と改めて期待を寄せた。

 ジョンソンは試合後、昨季の成績に関する質問に「もう自分の中では過去のことだから…」と前を向いた。この日の1勝で正真正銘、昨季の悪循環を断ち切った。(河合 洋介)

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