日本ハム新球場 北広島市の「きたひろしま総合運動公園」に内定

[ 2018年3月26日 16:56 ]

2017年に日本ハムが発表した新球場のイメージ図
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 2023年の開場を目指して新球場構想を進める日本ハムが、北海道北広島市の「きたひろしま総合運動公園」に新球場を建設することが内定したことがわかった。この後、北広島市の上野市長が記者会見する予定。

 16年5月に表面化した開閉式のドーム球場を軸とした「ボールパーク構想」がひとつの節目を迎えた。これまで両市と何度も協議を重ねた球団は、最終的に北広島市を選択。最寄り駅がないなど課題は残っているが、約37ヘクタールもの広大な土地を活用し、球団が目指す宿泊や商業施設も完備したアジアNo・1のボールパークを実現できる可能性が高いと判断。

 日本ハムは候補地の決定について「2016年12月19日に公表した『新球場建設構想に関するタスクフォースの設置について』にてお知らせした通り、日本ハム株式会社および株式会社北海道日本ハムファイターズは協働体制のタスクフォースを設置し、新球場建設構想に関する調査及び検討を進めてまいりました。候補地につきましては、複数ご提案いただいた中から、新球場建設に関する様々な条件を総合的に検討した結果、本日北広島市の『きたひろしま総合運動公園』予定地を候補地とすることを決定し、その旨を北広島市にお伝えしました」とし、株式会社北海道ボールパークを設立したことを発表した。

 これにより日本ハムは04年から本拠とする札幌ドームがある札幌市を22年限りで出ることになる。

 ▽北広島市 石狩平野のほぼ中央部、札幌市と千歳空港の間に位置し、ともに快速電車で20分。1894年(明27)に月寒村から分離し、1996年の市制施行に伴い現在名となった。史跡・旧島松駅逓所は、札幌農学校(現北海道大)の創設者であるクラーク博士が「青年よ、大志を抱け」の言葉を残した場所として有名。

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