花巻東、強力打線の東邦に競り勝ち初戦突破 佐々木監督「らしい野球ができた」

[ 2018年3月26日 16:28 ]

第90回選抜高校野球大会・2回戦   花巻東5―3東邦 ( 2018年3月26日    甲子園 )

<花巻東・東邦>力投する花巻東先発・田中
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 第90回選抜高校野球大会の第4日は26日、甲子園球場で2回戦の計3試合が行われ、第3試合は6年ぶり3回目の出場となった花巻東(岩手)が東邦(愛知)を5―3で下した。09年以来9年ぶりのセンバツ勝利を挙げた。

 佐々木洋監督は試合後のインタビューで「(東邦は)ものすごい打線でハラハラしました」と苦笑い。4点リードの最終回に2点を返された場面を振り返り、「4点ぐらいまでは田中に預けたいと信じて投げさせました。(伝令では)点差もありましたので『勝ちを意識しないで、投げ急がないでゆっくり投げなさい』と伝えました」と語った。

 打線は7安打で5点と効率よく得点。「まだ課題もありましたけど、少ないチャンスをものにできたのではないかと思います。花巻東らしい野球ができ、いただいたチャンスで一本出たのは大きかったです。バントもきれいに決まってスムーズな攻撃ができました」とし、投げては3失点完投、打っては3打点のエース田中を「チームの中でも非常にバッティングが良い選手なので」と手放しで称賛した。

 強力打線の東邦に競り勝ち、「初戦が大事だと思っていたので」と安どの表情。「勢いに乗って一戦一戦しっかりと戦っていきたい」と意気込んだ。

 ▼田中の話 相手は強力打線なので真っ向勝負ではなく一つ一つ低めに投げようと意識した。(先発が決まって)9回まで投げ切るぞ、と相手打者の研究もたくさんした。各回の先頭打者を打ち取ることで落ち着いて投げることができた。

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2018年3月26日のニュース