伊万里のエース山口 14失点も無四死球完投 王者・大阪桐蔭に真っ向勝負

[ 2018年3月26日 13:26 ]

第90回選抜高校野球大会・2回戦   伊万里2―14大阪桐蔭 ( 2018年3月26日    甲子園 )

<大阪桐蔭・伊万里>力投する伊万里のエース山口
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 第90回選抜高校野球大会の第4日は26日、甲子園球場で2回戦の計3試合が行われ、第2試合に21世紀枠で春夏通じて初の甲子園出場となった伊万里(佐賀)が登場。史上3校目の連覇を狙う大阪桐蔭(大阪)に2―14と完敗したが、エース山口は151球を無四死球で投げ切った。

 初回、先頭の宮崎に二塁打を許すと、続く青地に適時打を許してわずか9球で失点。その後も失点を重ねて、2回までに8点を失った。3回は無失点で切り抜けたが、4回には守備の乱れから4失点。6、7回にも1点ずつ追加され、結局14点を奪われた。

 20安打を浴びたが、ストライク先行の投球で、奪三振は1つだけだったが、与えた四死球は0。8回まで151球を一人で投げぬいて、8回をこの日初めての3者凡退で抑えると、観客から大歓声を浴びた。

 打線も8回に1死から6番・山口が四球で出塁。続く、末吉が左翼手の頭の上を大きく越える適時打を放って、同校の甲子園初得点をマーク。さらに、9回には先頭の犬塚が三塁打で出塁。代打の前川が左越え適時二塁打を放って2点目。高い総合力を誇る昨年王者に一矢を報いた。

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2018年3月26日のニュース