“8回の男”ソフトB岩崎 防御率0.00開幕 万全1回2K

[ 2018年3月26日 05:30 ]

オープン戦   ソフトバンク2―4広島 ( 2018年3月25日    マツダ )

<広・ソ>7回から3番手で登板し1回無安打2奪三振と好投した岩崎
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 ソフトバンク・岩崎翔投手(28)が25日、広島とのオープン戦に3番手で登板し、1回無安打2奪三振無失点の好投を見せた。オープン戦は4試合に登板し、防御率0・00で開幕を迎える。チームはオープン戦最終戦で逆転負けを喫し、16試合で5勝10敗1分けの10位で終えた。

 開幕を前に、最高の場面で気持ちが高ぶった。7回2死一塁。岩崎は菊池を3球で追い込むと、最後は138キロのフォークを低めに落とした。空振り三振を奪い、ゆっくりとマウンドを降りた。

 「走者が出てセットもできたし、結果は別として感覚が良くなった」

 2月の宮崎春季キャンプでは首痛の影響で調整が遅れたが、3月は侍ジャパンの強化試合を含め5試合に登板し、5回2安打無失点。防御率0・00のまま、開幕を迎えることになった。この日の最速は153キロを計測するなど、直球、変化球ともに仕上がりは上々だ。

 昨季は72試合に登板し、チームの日本一に貢献。今季も守護神・サファテにつなぐ「8回の男」としてフル回転する構えだ。工藤監督は「ボールの走りは良かったし、足を上げてから下半身と上半身で時差を使えていた。打者が速く感じるボールを投げていた」と目を細めた。岩崎も「スピードガンだけではなくて打者の反応ですね。真っすぐに遅れていると、変化球にも手が出たりする。その点は良かった」と話した。

 万全な状態で11年目のシーズンに臨むが「維持するのではなくて、トレーニングをして追い込んでいく」。開幕だけにこだわらず、1年間、安定したパフォーマンスを発揮することに重点を置きながら、セットアッパーをこなす。

 チームはオープン戦で5勝10敗1分けの10位。2桁敗戦はダイエー時代の97年以来21年ぶりとなったが、指揮官は「打てなかったわけではないし、リリーフはしっかり仕上げてきている」と気にしていない様子だった。勝利の方程式は今季も盤石。岩崎は「去年よりもいい状態でスタートできると思う」と自信を見せた。

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2018年3月26日のニュース