創成館・松山“超人”糸井意識のバックホームでピンチ救う「捕ったときに“いける”」

[ 2018年3月26日 19:21 ]

第90回選抜高校野球大会第4日・2回戦   創成館3―1下関国際 ( 2018年3月26日    甲子園 )

<下関国際・創成館>7回表2死二塁、下関国際・甲山の右前打の打球を捕球し本塁に送球する松山
Photo By スポニチ

 初の聖地で“超人”を意識しながら集中するとビッグプレーが生まれた。創成館の松山隆一(3年)は「3番・右翼」でフル出場。2―1での7回2死二塁の守備で2番・甲山の右前打を捕球後に2バウンド返球。本塁刺殺でピンチを救った。

 「1点もやれない場面。思い切り投げた。定位置より少し前に守って、捕ったときに“いける”と思った。バックホームで刺したのは初めてだと思う」。

 投打のプレー動画を見ながら参考にしているのが、甲子園をホームとする阪神の糸井嘉男外野手。「自分は体に力が入って状態が突っ込んでしまうんですが、糸井選手は力が抜けていて常に上体をうしろに残している」。

 松山はチームで5本の指に入る強肩で、南串中軟式野球部では130キロ台を投げた元エース。打撃を買われて、高校で初めて外野手を務める、本家並みの身体能力の高さが魅力だ。「糸井さんを意識していたので、同じところを守れて…。今、考えたらうれしい!」。次は、3打数無安打に終わったバットで、超人ぶりを発揮する。

続きを表示

2018年3月26日のニュース