西武・源田、パ20年ぶり野手新人王 遊撃フル出場は史上初

[ 2017年11月21日 05:41 ]

NPBアワード2017 ( 2017年11月20日 )

最優秀新人賞を受賞し感謝の言葉を述べる西武・源田
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 西武・源田がパ・リーグで入団1年目の野手では97年のロッテ・小坂以来20年ぶりの新人王獲得。「143試合出ることも人生でなかった。毎日全力でやることを考えていた。毎日メールしてくる両親が喜んでくれると思う」と声を弾ませた。

 252票と2位の2票に圧倒的な差をつけて受賞。開幕からフルイニング出場を達成は、新人では61年の国鉄・徳武以来56年ぶり史上4人目で、遊撃では初の快挙だった。だからこそ「周りから見るプレーの基準も上がる。今年以上の成績を残さなきゃいけない」と来季へ自らを厳しく見つめている。

 良きお手本も加入する。楽天を退団した松井稼が15年ぶりに西武に復帰。不動のショートストップで走攻守3拍子そろったプレースタイルは源田の憧れだった。「楽しみですね。いっぱい見ます。(小さな頃は)ゲームでも(松井稼を)選んでいた。最強なんで」と目を輝かせた。松井稼は西武在籍時の96年から8年連続全試合出場。負担が大きい遊撃で試合に出続けた「ミスター・レオ」から体調管理などグラウンド内外で学ぶことは大きい。「来年も(フルイニングを)やりたいなと思う」と源田も心身共にタフな鉄人を目指す。

 揺るぎない信頼を得るために課題もある。守備範囲が広く送球も安定しているが、21失策。「イージーなミスがほとんど。監督、コーチにも来年は1桁(失策)でいこうと言われている。そこは目標にしたい」。チームに不可欠ないぶし銀は来年も走攻守で躍動する。 (平尾 類)

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2017年11月21日のニュース