巨人・重信が持ち歩いた赤い水筒 “地獄の秋”を乗り切る原動力に

[ 2017年11月21日 10:45 ]

巨人の宮崎秋季キャンプで打撃練習に向かう重信。赤い大きな水筒も持ち上げる
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 2リットルは入るであろう大きな水筒。頭の高さまで両手で抱え上げて、何かをがぶ飲みする。19日に打ち上げた巨人の宮崎秋季キャンプで見た珍しい光景だ。来季3年目の重信は打撃練習中、常にその赤い水筒を持ち歩いていた。

 中にはいったい何が入っているのか…。質問すると一度は「秘密です」とはぐらかされた。

 他の選手は水やスポーツドリンクのペットボトルを持ち歩いて飲む。あんなに大きな水筒を持ち歩く姿を見たことがない。「僕は脱水症状がすごいので。ペットボトルでは足りないんです」と、コンディショニングのために水分を多く取っているという。

 やはり気になるその中身。もう一度食い下がると、「ミネラルなどを混ぜたスポーツドリンク」と明かしてくれた。

 19日間の今キャンプでは、連日1500スイングの猛練習が課せられた。手はマメだらけ。テーピングに血をにじませる選手もいた。重信はキャンプ初日、左足の太腿裏、両内転筋、背中、右前腕、左の上腕二頭筋の計5カ所をつった。フラフラになりながらベンチ裏に下がり、手当を済ませると約3分後に再開してやりきった。

 体がつるのを防止するためにも、オリジナルの「スペシャルドリンク」を大量摂取した。今季は主に走塁のスペシャリストとして74試合に出場。来季は磨きのかかった打撃でも魅せる。大きな赤い水筒とともに、秋季キャンプを乗り切った。

 最終日に「今キャンプを振り返ってほしい」と聞くと「うーん、うーん。難しいですね」と考え込んでいた。つらく苦しかった地獄の秋を回想しているようだった。(記者コラム・神田 佑)

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