サファテ0泊2日“弾丸”MVP!滞在わずか17時間で帰国

[ 2017年11月21日 05:30 ]

最優秀選手に輝いたサファテ
Photo By スポニチ

 プロ野球の「NPB AWARDS 2017 supported by リポビタンD」が20日、東京都内で開かれ、今季のパ・リーグ最優秀選手(MVP)にソフトバンクのデニス・サファテ投手(36)が初選出された。日本シリーズMVPとのダブル受賞に輝いた守護神は、0泊2日の弾丸で再来日。授賞式を終え、わずか17時間の滞在で慌ただしく帰国した。

 この授賞式のためだけに、サファテは米アリゾナ州の自宅から再来日。MVPのトロフィーを手にし、満面の笑みを浮かべた。

 「とても光栄。野球人生で忘れられない年になるのは間違いないし、クローザーとしてMVPを獲ることを想像していなかった」

 5月にはジェイダ夫人が体調不良で一時帰国。今季は日本に一人でいる時間が長かったが「家族のサポートあってこそ。奥さんが本当のMVP」と米国と日本で8000キロを超える距離があっても、絆は不変だった。

 オフは家族と過ごせる貴重な時間だが、0泊2日の弾丸日程で再来日した。「MVPを獲得できたし、正力松太郎賞も頂いた。NPBがあって野球ができている」。20日の早朝5時50分に羽田空港に到着し、都内のホテルにチェックイン。ウエートトレで汗を流してから会場へ向かった。「この2日間は飛行機に乗ってる時間の方が地上にいる時間より長いよ」と笑った。

 記録づくしの一年だった。外国人で史上初の通算200セーブに到達し、シーズン54セーブのプロ野球記録を樹立。クローザーのMVPは98年佐々木主浩(横浜)以来で、外国人投手では史上4人目の快挙だ。日本シリーズMVPとのダブル受賞は64年スタンカ(南海)以来53年ぶりと歴史的な活躍で、正力松太郎賞も含めての「3冠」は00年松井秀喜(巨人)以来となった。

 来季目標は名球会入りの条件となる通算250セーブ。来日7年間で歴代4位の229セーブを挙げ「1位は無理だけど、2位にはなりたいね」。岩瀬(中日)の404セーブは遠いが、来季もフル回転できれば2位・高津臣吾(ヤクルト)の通算286セーブに肉薄する。「期待されていることは分かっている」。授賞式後は裏口からタクシーに乗車。滞在はわずか17時間。午後11時の便で米国へ戻ったが、最後までサファテは笑顔だった。 (後藤 実穂)

 ◆サファテの今季の主な記録

 ☆通算200セーブ達成 7月5日のオリックス戦で外国人投手では史上初の通算200セーブを達成。日本人投手を含めても史上6人目の快挙。

 ☆プロ野球記録更新のシーズン54セーブ 9月5日のオリックス戦でプロ野球新の47セーブ目を挙げ、最終的には前人未到の54セーブでシーズン終了。

 ☆日本シリーズMVP DeNAとの第2、3戦でセーブを挙げ、第6戦では9回から自身初の3イニング登板。1勝2セーブ、防御率0.00で日本一の功労者に。

 ☆正力松太郎賞 シーズン54セーブ&日本一MVPの偉業に対し、外国人選手で初受賞。選手の受賞は12年の巨人・阿部以来で「日本一監督=正力賞」を覆した。

続きを表示

「大谷翔平」特集記事

「始球式」特集記事

2017年11月21日のニュース