清宮 侍J高校日本代表主将に決定 小枝監督「選手間の信頼も厚い」

[ 2017年8月24日 05:48 ]

キャッチボール中もチームメートに笑顔で目をやる清宮(右端)
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 「第28回WBSC U―18(18歳以下)ワールドカップ(W杯)」(9月1〜11日、カナダ)に出場する侍ジャパン高校日本代表は23日、千葉県内で2日目の合宿を行った。

 高校通算107本塁打を誇る早実・清宮は、主将を務めることが決定。早実でも主将を務めた主砲は「経験をみんなに伝えて2年前のチームを思い出しながらチームづくりをしたい」と決意を語った。

 小枝守監督から主将に任命されたのは、この日の朝の散歩中だった。「できるか?」「はい、頑張ります」。即答だった。1年生で唯一代表入りした15年大会はオコエ(現楽天)らと準優勝。9試合中8試合で4番起用されたが、打率・222、2打点に終わった。あれから2年。主将の重責を担うことになり「(前回大会主将の)篠原さん(敦賀気比―筑波大)からいろいろ聞いて、感じたことをそこに加え、しっかり引っ張っていければ」と自覚を示した。

 小枝監督は「2年前の経験を本人も伝えたがっているし、選手間の信頼も厚い」と説明。当初、発表は24日の予定だったが、前日に活気の少ないナインを見て「主将が決まらないと動きの中心ができない」と前倒しした。清宮は早実で「GO!GO!GO!」というスローガンを考案して結束を高めたが、代表でも「もし出てきたら」とスローガンの導入に前向きだ。

 フリー打撃では58スイングで8発。シート打撃では左前打を放ち「いい感じで仕上がっている」。主軸を組むことになる広陵・中村、履正社・安田ら「最強ジャパン」を束ね、初の世界一へ導く。 (原田 真奈子)

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