広島 球団史上2度目の3戦連続サヨナラ負けでM消滅 離脱の誠也に白星届けられず

[ 2017年8月24日 22:27 ]

セ・リーグ   広島4―5DeNA ( 2017年8月24日    横浜 )

サヨナラ負けを喫し、引き揚げる広島・中崎
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 首位の広島は3位のDeNAを相手に悪夢のような3試合連続サヨナラ負け。2位の阪神が勝って自力Vの可能性が復活したため、「23」まで減らしていた優勝マジックが再び消滅した。広島の3試合連続サヨナラ負けは07年4月21日の横浜戦から24日の中日戦に喫して以来10年ぶり2回目で、同一カードでは球団初。

 広島は5回まで4―1と3点リードしながら6、7、8回と3イニング連続で1点を失点して4―4の同点に追いつかれると、9回には3番手・中崎が2死走者なしから代打のG・後藤に右翼フェンス最上部を直撃する二塁打を浴び、続く9番・倉本に二塁内野安打されてサヨナラ負けを喫した。名手の菊池がイレギュラーしたバウンドにグラブを合わせ損ねると、代走に出ていた高城が二塁から一気に本塁へ生還。3日連続でのまさかの結末となった。

 広島は22日の3連戦初戦では5―1と4点リードで迎えた8回に、それまで好投していた先発・野村が嶺井にソロ本塁打を浴びて3点差とされると、9回には筒香に2ランを被弾して5―4と1点差。ここで登板した今村がロペスに同点ソロ、宮崎にもソロアーチを浴びて5―6でサヨナラ負けとなった。

 23日の第2戦も初回に丸と鈴木に連続アーチが飛び出すなど2回までに5―0とリードしたが、2回の守備で打球を好捕した鈴木が着地の際に右足を痛めて担架で運ばれると、先発の大瀬良が5回途中で4失点降板。5番手・中崎が9回、ロペスに同点アーチを浴びて延長戦へ持ち込まれると、延長10回に6番手・中田が四球で走者を出した後の無死一塁から梶谷にサヨナラとなる二塁打を打たれた。鈴木は試合後に右足首の骨折が判明。この日、鈴木の代わりに4番へ入ったベテランの新井は2安打1打点と結果を残したが、無念の離脱となった若き主砲に白星を届けることはできなかった。

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2017年8月24日のニュース