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野球界を思うヤクルト・真中監督の提言

選手交代を告げる真中監督(左)
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 今こそ野球界のために――。ヤクルト・真中監督の言葉から、そんな思いが感じとれた。「(2段モーションは)曖昧だよね。うちの小川も怪しいと言われたりする。もう一度、審判団で集まって話し合ったほうがいいと思う」。西武・雄星により再びクローズアップされた2段モーションについて問われると、思いの丈を語った。

 20日の広島戦の試合前。いつものように報道陣相手に、ベンチでの取材に応じていた。いつもは和やかな雑談で終わるが、この日はわずかに語気が強まっていった。22日に今季限りでの退任が発表された。球団には、7月下旬には退く意向を伝えていたという。12球団の監督である今ならば、野球界に声が届きやすい。20日の提言は、そんな指揮官の思いが含まれていたような気がしてならない。

 話題はビデオ判定にも及んだ。日本球界ではビデオ判定用のビデオカメラはなく、当然、映像もない。審判団も、野球中継や球場内で流れる映像からの判断を強いられる。「ただのテレビ映像だから角度も曖昧。あれじゃあ、審判もかわいそう。NPBの怠慢だよ」。苦笑する記者もいたが、自ら「これ、書いてね」と念押しした。

 ビデオ判定は勝敗に直結することも少なくない。曖昧な判定に、物議を醸すことも多い。新しく制度を設けるならば、戦う選手だけでなく、ファンの目にも明確に移るほどの準備が必要不可欠だ。真中監督は温厚で誠実な人だ。退任を発表した22日、指揮官は事前に設定された取材場所に数分前に着いたが「まだ早いか。時間ぴったりに来る人(報道陣)もいるだろうから」と時間調整。三塁側ベンチ前で囲み取材に応じた後、一塁側に移動して通常の試合用の囲み取材にも応じていた。

 真中監督の発言が、野球界の発展につながることを願いたい。(川手 達矢)

[ 2017年8月24日 10:30 ]

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