侍ジャパン用具係 選手の力引き出す“1ミリのこだわり”

[ 2017年2月27日 11:00 ]

スタッフも戦う!もう一人の侍=用具係・杉本容亮さん

ノックバットを取り出すミズノの杉本容亮さん
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 侍ジャパンの宮崎合宿。まだ薄暗い午前6時半、球場にはスポーツ用品メーカー「ミズノ」の杉本容亮さん(37)の姿があった。用具の納品だけでなく、チームの用具係としてミズノから1人派遣されている。

 「選手が最大限パフォーマンスを発揮できるようなサポートが少しでもできれば」。早朝からノックバットを並べ、打撃マシンをセット。練習中も用具を出し入れし、後片付けまでする。14年11月の日米野球からチームに同行している。

 今大会の準備に要したのは約3カ月。昨年11月に選手と面談をし、ユニホームやジャージーなどのその他アパレルのオーダーメードを始めた。「トップ中のトップの選手ですので。求められるものも高い」と、袖の長さやズボンの太さなど、1ミリ単位でこだわった。さらに準備したのは、ノックバットにへルメット、「SAMURAI」のロゴが入ったリュック、ボールを入れるバッグまで多岐にわたる。

 中大野球部では、阿部(巨人)の1学年後輩。1年春から外野手でレギュラーを張り、4番・阿部とクリーンアップを組んだこともある。3年時に腰をケガしたことでプロへの道は断念。「プロ野球に携わる仕事がしたい」とミズノに入社した。日本代表に携わるまでは横浜(現DeNA)、ソフトバンクで計9年間、球団担当を務めた。

 ソフトバンクに所属した小久保監督が現役を引退したのが12年。杉本さんが当時の球団担当だった。「現役時代からお世話になってきた小久保監督が世界一になる姿を見たい」。熱い思いで侍ジャパンを支える。 (神田 佑)

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