青木 バーランダー強襲&二盗!米代表の脅威に

[ 2017年2月27日 05:30 ]

オープン戦   アストロズ4―11タイガース ( 2017年2月25日    レークランド )

<タイガース・アストロズ>1回表先頭、青木はバーランダー(左)から投手強襲安打を放つ
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 3月開催の第4回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に出場する侍ジャパンに、大リーグから唯一参戦するアストロズ・青木宣親外野手(35)が25日(日本時間26日)、初実戦で上々の仕上がりを見せた。敵地でのタイガースとのオープン戦に「1番・左翼」で出場し、メジャー屈指の右腕ジャスティン・バーランダー投手(34)からの1安打1盗塁を含む4打数2安打。視察に訪れた米国代表のジム・リーランド監督(72)も侍のリードオフマンに警戒を強めた。

 青木の積極果敢なプレーに、米国代表の指揮官が見つめる目も鋭くなった。初回だ。1ボールからの2球目、甘く入ったバーランダーの直球を振り抜いた。「やっぱり、振っていかないと分からない」。鋭い打球は投手のグラブをはじく内野安打。さらに、3度のけん制球をかいくぐって2死から二盗も成功させた。

 11年サイ・ヤング賞に輝いた通算173勝腕は、けん制球が巧みなことで知られる。昨季200回以上投げた投手の中で、盗塁を許した数はリーグで3番目に少ない5個。「シーズン中では走ったことがなかった」。そんな青木だがWBCへの仕上げ段階で試し、「思ったより走れた」と手応えをつかんだ。メジャー5年間で88盗塁は1、2番を担う小久保ジャパンでも大きな武器となる。

 守備では4回以降、WBCでの起用が濃厚な中堅へ。7回の第4打席でも救援右腕ウィルソンから左前打を放った。直後に代走と交代したが「WBCもあり、いつもと違う緊張感もあったが、本当にうまくいった試合」と自ら合格点を与えた。

 この日は06〜13年にタ軍を指揮した米国代表のリーランド監督が視察。試合前から青木について「いい選手だ。日本代表、そして彼と対戦できるよう、決勝トーナメントまで勝ち進むことができればいいね」と警戒していた。しかし、試合後はさらなる脅威を感じたはずだ。自身のもとでブレークした愛弟子をバットと足で攻略したからだ。

 実戦に飢えていた青木は約3時間のバス移動で敵地に到着し、15分後にはケージで打ち込んだ。4回の攻撃では9番打者を飛ばしてネクストバッターズサークルへ。呼び戻され、「暑さにやられた!」と照れ笑い。フロリダ特有の強い日差しと蒸し暑さに、首脳陣から「体は大丈夫か?」と早期交代を打診されたが「絶対に4打席は(バットを)振る」と打席に向かった。

 あと1試合に出場して侍ジャパンに合流する。「まだもう少し、どうにかしたいところもある」。09年WBCでベストナイン。日本が誇る安打製造機が本番に向け、さらに感覚を研ぎ澄ませる。

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