中後「緊張」OP戦初登板3人斬り 指揮官も高評価

[ 2017年2月27日 05:30 ]

ロッキーズ戦の8回に登板し1回を3者凡退に抑えた、ダイヤモンドバックスとマイナー契約の中後
Photo By 共同

 ダイヤモンドバックスとマイナー契約の中後悠平投手(27)が25日(日本時間26日)、ロッキーズ戦でオープン戦に初登板し、1イニングを3者凡退とアピール。「メジャーでのマウンドはオープン戦でも初めて。緊張したが、抑えられてよかった」と胸をなで下ろした。

 3―7の8回に登板。「マウンドに上がると、力を入れるタイミングが最初の2球は分からなくなった」。先頭打者にボールが2球続いた後、鋭い当たりの中飛。やや低めに入り、飛距離が出なかった。次打者にもボールが先行した末、詰まった遊直。最後は、ドジャースの前田から昨季本塁打を放った左打ちの有望株ダールを「思い通り」と一ゴロに封じた。

 トーリ・ロブロ監督は「8球で3つのアウトを取ったのは良かった。またチャンスは与える」と評価。チェンジアップが不安定だった点などを課題に挙げた左腕は「次は自分の納得した球で抑えたい」と意気込んだ。渡米2年目で初のメジャーキャンプ。伸ばしているヒゲをさすりながら「濃くしたい。チームメートが“お前、小学生”みたいと言うので」と苦笑いしていた。(奥田 秀樹通信員)

続きを表示

2017年2月27日のニュース