鳥谷、実戦守備ないままキャンプ終了 雨に流れた「3番・遊撃」

[ 2017年2月27日 05:53 ]

ノックを受ける鳥谷
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 阪神・鳥谷敬内野手(35)がプロ14年目で初めて実戦守備に就かないまま春季キャンプを終えることが決まった。「3番・遊撃」で出場予定だった26日の中日とのオープン戦(北谷)が雨天中止となり、27日に組み込まれた紅白戦出場も見送られた。過去最少の実戦1打席だけで、28日に沖縄宜野座キャンプを打ち上げ。注目される北條との遊撃争いは3月決戦へ移った。

 北谷の室内練習場を出た鳥谷は報道陣に囲まれて苦笑いした。「何もしてないのに。何もないでしょう」。午前11時に中日戦の雨天中止が決定。「3番・遊撃」で出場を予定していたオープン戦初登場が残念にも流れ、「残念でも何でもないです」とまた笑った。

 投手陣の調整も兼ね、きょう27日に組まれた紅白戦にも出ないことが決まった。金本監督は「きょう出る予定やった。ショートでね。明日は紅白戦だし、出ないみたい」と説明。調整は既に対外試合で敵軍の投手との対戦に臨む段階まで来た。内角攻めなどで“遠慮”も予想される後輩投手との紅白戦では調整の針は進まないのだろう。加えてキャンプ最後の実戦だけに若手野手陣にとっては貴重なアピール機会。総合的な判断から出場は見送られたようだ。

 今春の実戦は8日の紅白戦の1試合のみ。金本監督の計らいで予定外の1打席に立っただけ。藤浪から痛烈な右前打を放ち、守備には就かなかった。結果として一度も実戦守備がないまま春季キャンプを終えることが決定。プロ14年目で初の事態にも「練習では守っているんでね」と特別な感情は示さない。キャンプ期間中の実戦1打席も過去最少になった。

 昨季途中で途切れるまで667試合連続フルイニング出場を誇り、昨季終了時点で歴代3位の「1752」まで伸びた連続出場は継続中。「ずっと試合に出てきてるんで。ウズウズするとかもないですよ。無事に(キャンプを)終えられれば、それでいいでしょう」。雨空の下で表情は終始明るかった。

 鳥谷が遊撃に就く予定だった一戦。前日25日の日本ハム戦で2発を放った北條は「1番・DH」だったとみられる。「何試合かは、こういう形はあるかもね」。金本監督は今後のオープン戦へ向けて遊撃とDHを2人で分け合う起用を描いた。今春の猛虎で最大の注目を集める鳥谷VS北條の“激突”は3月へ持ち越された。 (友成 貴博)

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