藤浪先発あるぞ!「第5の男」浮上 当落線上から評価右肩上がり

[ 2017年2月27日 05:33 ]

笑顔でストレッチする藤浪
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 猛虎の右腕が先発「第5の男」に浮上した。侍ジャパンの藤浪晋太郎投手(22)が3月5日のWBC強化試合・オリックス戦(京セラドーム)に先発することが26日、分かった。菅野、則本、石川、武田の4本柱以外で強化試合に先発するのは藤浪だけ。4人に不測の事態が生じた時は、いつでもスクランブル先発する態勢を整える。

 侍では中継ぎを任される右腕が、WBC前の最後の強化試合で本来の持ち場で投げることになった。5日のオリックス戦での先発が予定されていることが判明。本番では2番手での登板が濃厚ながら、有事に備えて本職で最終調整する。

 1次ラウンドの先発は7日の開幕・キューバ戦が石川、8日のオーストラリア戦が菅野、10日の中国戦が武田で決定的。則本は初戦のリリーフ登板を視野に入れつつ、2次ラウンドでの先発に備える。準決勝、決勝も含めてその4人で回す方針だが、万一、ケガや不調の投手が出た場合の代役には、宮崎合宿でも好調ぶりが目立つ藤浪が最有力となった。

 侍に合流後は、前日25日の練習試合・ソフトバンク戦(サンマリン)で初登板。6回に3番手でマウンドに上がり、1回を無安打無失点に抑えた。球威抜群ながら制球が課題だった従来のイメージはなく、変化球をコーナーに投げ分ける侍仕様の新スタイルを披露。権藤投手コーチは「去年とは別人。真っすぐじゃなくカットボールでもあれだけストライクが取れるんだから、一回り大きくなったんじゃないか。確かにモノが違う」と舌を巻いていた。

 本番に向けての調整も抜かりはない。登板翌日のこの日は、メニューになかったにも関わらず、ブルペンへ。「傾斜を使ったキャッチボール程度」という力加減ながらも165球も投じた。

 「キャンプ中はすごく良い状態で投げられたけど、ちょっとこっちに来て疲れもあってか、良い感覚ではなかったので。昨日の試合でも、球には表れなかったけど自分の中で気に入らない部分があった。それを修正したいなと思って」

 軽めのブルペン投球でフォームのバランスを微修正した。阪神でも行う調整だが、登板翌日にこれだけ投げるのは異例。「ここでは中継ぎですし、1イニングしか投げていない。明日も休みなんで、ちょっとでも早めに感覚を取り戻したいなと思って」と涼しい顔で話した。

 先発があるとすれば、4人の誰かがケガした場合や、1次ラウンドで打ち込まれた場合。プレーオフにもつれ込んだケースなどが考えられる。代表入りが当落選上だった立場から、評価は上昇の一途。「先発をやりたいとか、中継ぎがしたいとかはない。チームのために自分が何ができるかだと思うんで、与えられた仕事に毎回ベストで臨めるようにしたい」と力強く決意を口にした。

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