佐渡裕氏 阪神・鳥谷の今季復活を予言「タイガースの宝物 間違いない!」

[ 2017年1月30日 17:31 ]

オペラ「フィガロの結婚」兵庫公演の発表会見に出席した(左から)演出のデヴィッド・ニース氏、佐渡裕氏、中村恵理
Photo By スポニチ

 熱狂的トラ党で知られる世界的指揮者の佐渡裕氏(55)が30日、阪神・鳥谷敬内野手(35)の今季大復活を予言した。

 この日、大阪市内で開かれた、自らがプロデュースするモーツァルトの傑作オペラ「フィガロの結婚」兵庫公演(7月14〜29日、県立芸術文化センターなど3劇場で全10回)の発表会見に出席。メインキャストのスザンナ役を演じるオペラ歌手・中村恵理が同劇場を「オペラ界の甲子園のような場所」と評すると、横で嬉しそうに微笑んだ。

 会見後は阪神に関する質問に“待ってました”とばかりに応対。昨年もヨーロッパを中心に海外を飛び回る生活で日本滞在は1年の約半分しかなく、甲子園観戦はわずか3試合だったが、チーム情報はインターネットで細かくチェックしていたことを明かした。

 今季については選手時代から大ファンという金本知憲監督(48)に「再建3年計画の中で優勝してくれれば」。3月に行われるワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の日本代表にチームから唯一選ばれた藤浪晋太郎投手(22)には「メジャーの選手からいい刺激を受けて、チームを支える投手に進化してくれたら」などと短くゲキを送る中、最も熱を帯びたのは鳥谷のことだった。

 オリックスからFA移籍してきた糸井嘉男外野手(35)の加入は戦力的に「すごく大きい」としながらも「一番、気になるのは鳥谷」ときっぱり。「本当に素晴らしい選手。長年、寡黙にチームを引っ張ってきてくれたし、試合の流れもわかっている。そんな存在だけにどう使われるのか。監督も悩んでいることなんだろうけど…」と腕組み。その上で「タイガースの宝物。その活躍が今季のカギを握るはず。(復活は?に)間違いない!」とタクトを振る右手に力を込めていた。

続きを表示

2017年1月30日のニュース