大谷 アリゾナ初練習を体調不良で回避…3・7WBC開幕先発へ不安

[ 2017年1月30日 05:30 ]

キャンプ地のピオリアの宿舎に到着した大谷
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 いきなり離脱!日本ハム・大谷翔平投手(22)が29日(日本時間30日)、ピオリアでの合同自主トレを体調不良で欠席した。宿舎で静養していると見られる。

 前日にナインと米国入りし、春季キャンプで利用するパドレスの施設で全体ミーティングに参加。昨季11月中旬まで侍ジャパンでプレーしていた疲労から、米国では実戦登板を回避し、スローペースで調整することになっていた。ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)では3月7日のキューバ戦(東京ドーム)での先発が内定しているが、調整遅れは避けられない見通しになった。

 アリゾナ入りから一夜明け、自主トレーニング初日から大谷の姿はなかった。前日は全体ミーティングを終え、WBCへ向けた報道陣の質問には「特にないです」とだけ答え、足早に宿舎へ戻っていた。

 現時点でアリゾナでは、実戦を2試合予定しているが、吉井投手コーチは28日に「(ここまで捕手を)立たせて投げているぐらいと聞いている。こっちの実戦では投げられないのでは」と、大谷の現状を説明した。

 昨年11月まで侍ジャパンでプレーし、最近も太腿裏を気にするしぐさを見せている。蓄積した疲労を考慮し、このオフ、栗山監督は大谷にスロー調整を指示。実際に初ブルペンは20日で、新人だった13年を除けば最も遅い。米国では実戦だけでなく、キャンプ初日のブルペンも回避となる。

 WBCでは3月7日のキューバとの開幕戦先発が内定しているが、「ずっと忙しくて疲労もあると思う。無理はさせられない」と福島芳宏チーフトレーナー。投手陣から離れた別メニュー調整についても、「可能性はある」と示唆した。指揮官も「状態を見て、確認する」とし、「一つ一つきちんとやらなければダメ。ベースができていなければ故障が起こる可能性がある。それが一番良くない」と説明した。

 日程的には厳しい調整となるが、万全となれば仕上がりは早い。ところが、この日からの合同自主トレで大谷はいきなりの離脱。米国滞在中に再びブルペンに入り、乾燥気候のアリゾナでWBC球を使えば、ロサンゼルスで開催される準決勝、決勝の予行演習になるはずだったが、計画は白紙となった。

 栗山監督は沖縄・国頭(くにがみ)で行う2月18日の紅白戦を、「肝になる」と位置づける。侍ジャパンに選ばれ、2軍で調整する増井、宮西とともに大谷も実戦初登板させるプランも持つが、アリゾナ初日から厳しい状況となった。(柳原 直之)

 ▽「投手・大谷」の昨年アリゾナキャンプ 第1クール初日からブルペンで40球を投げたが、ゆっくりと足を上げ、ゆっくりと腕を振るなど力をセーブした内容だった。自主トレから4度目のブルペンだったが、全力投球の5割程度に見守った栗山監督は「ちょっと我慢する」と不満そう。それでも、3日目に行った2度目のブルペン投球でしっかりとペースアップ。米国デビューとなった11日の韓国・ロッテ戦ではメジャー全30球団、約70人のスカウトが見守る中で2回1安打無失点。最速157キロをマークし、4者連続三振も奪った。

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