巨人守護神候補カミネロ“逆握り”江川直球!沢村、マシソンに強敵

[ 2017年1月30日 08:25 ]

ブルペンでフォーシームを投げるカミネロ
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 球も速いが仕上がりも早い!巨人の新外国人、アルキメデス・カミネロ投手(29)が29日、川崎市のジャイアンツ球場でブルペン入りし、32球の投球練習を行った。直球は元巨人の江川卓氏(61)と同じ縫い目を逆に掛ける握りで、持ち球のカットボール、スプリットも披露。守護神候補に挙がる最速164キロ右腕が、来日3日目で早くもベールを脱いだ。

 マイコラスとのキャッチボールを終えたカミネロが、室内練習場のブルペンに向かった。肩慣らしを終えると、尾中ブルペン捕手が座った状態で右腕を強く振った。直球、カットボールにスプリットも交えて32球。来日3日目で、早くも全開モードに入った。

 「(感触は)良かった。準備万端で来日している。ドミニカでも4、5日前にブルペンで投げてきた。今日は割と力を入れて投げた。全ての球種に自信を持っている」

 最速164キロを誇る直球は、かつて巨人のエースとして活躍した江川卓氏と同じ握りだ。通常、右投手によるフォーシームは人さし指と中指を、左から右に上がっているボールの縫い目に掛けるが、江川氏とカミネロは逆。不規則な回転になりやすい握りだが、「怪物」と呼ばれた江川氏は指が短いことを利用してホップするような快速球を投げ込んだ。それはカミネロにも共通する。奇麗な縦回転のボールを投げ込み、「それが自分の球だ」と胸を張る。

 メジャー通算149試合に登板したドミニカ共和国の怪腕は、日本野球へのアジャストにも自信を見せた。NPB球や米国に比べて軟らかいマウンドについて「ちょっと違うが慣れていかないと。何度かブルペンで投げて対応していく」と頼もしい。

 27日夜に羽田空港に降り立った際には「日本には初めて来た。素晴らしい文化を持っていると聞いているので楽しみ」と、長時間のフライトにも疲れを見せず、ファンからのサインに応じた。ブルペンの横で投げていたマイコラスは「あまり球を見られなかったが(ミットに入る)ボールの響きが良かった。人柄もいい」と印象を口にした。

 セットアッパー、抑えのポジションには固執していないが、球団は守護神候補として右腕を獲得している。「(キャンプの)スタートに備えている」と話したカミネロが、2月のキャンプから沢村、マシソンらとの競争に臨む。 (川島 毅洋)

 ▽直球(フォーシーム)の握り方 一般的に、右投手の場合はボールの縫い目が円状になっている部分を右側に向けて握る。この方が円の上部に一番長い中指を掛けやすいためだ。江川氏やカミネロは逆で、昨季までDeNAでプレーした長田秀一郎氏、元横浜の森中聖雄氏(現巨人スコアラー)らもいる。元ソフトバンクの帆足和幸氏(現ソフトバンク打撃投手)も過去に試したことがあった。この握り方だと、手首の使い方や指の力の入れ具合にもよるが、不規則な回転になりやすいとされる。

 ◆アルキメデス・カミネロ 1987年6月16日、ドミニカ共和国生まれの29歳。05年にマーリンズと契約し13年メジャーデビュー。昨季はパイレーツとマリナーズで57試合で2勝3敗1セーブ、防御率3.56。メジャー通算149試合7勝5敗1セーブ、防御率3.83。1メートル93、111キロ。右投げ右打ち。

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