阪神ドラ1大山 稀勢ロード歩む「同じ茨城出身として自分は野球で」

[ 2017年1月23日 05:30 ]

ポール間をダッシュする大山
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 「稀勢ロード」を歩む!阪神の新人合同自主トレ第4クール初日が22日、鳴尾浜球場で行われた。ドラフト1位の大山悠輔内野手(22=白鴎大)は、同じ茨城県出身で、前日21日の大相撲初場所で初優勝を飾り横綱昇進が確実な大関・稀勢の里(30=田子ノ浦部屋)のような活躍をして、茨城のPRにつなげる決意を示した。

 「同じ茨城出身ということに変わりはない。自分の大事な故郷をアピールしていきたいという気持ちは常にある。同じ茨城出身として、競技は違いますけど、自分は野球でアピールしていければと思います」

 不名誉な定位置から抜け出したい。ある民間調査会社が09年から1年ごとに実施している都道府県別「魅力度ランキング」では、昨年までの8年間で何と7度も最下位を経験。今月3日には非公認ゆるきゃら「ねば〜る君」に負けじと、同県のPR役を買って出ることを宣言していた。

 その矢先に、稀勢の里が大躍進…。大山も、燃えないわけにはいかない。同じ勝負の世界で生きる“先輩”は04年九州場所で新入幕してから13年間、泥だらけ、血まみれになっても努力を続けてはい上がった。

 「努力というのはスポーツだけでなく、当たり前のこと。それをどれだけ一生懸命できるか、というのが成功の秘けつだと思う。自分でとことんやっていきたい」

 休日だった21日には大阪の町を散策してリフレッシュ。この日は雨が降る中、キャッチボール、マシン打撃などで調整を進めた。「悪天候の中でも見に来てくれるファンの方がいるというのを忘れずにやっていきたい。チームの勝利に貢献するために、もっとレベルアップしていく」。稀勢の里と同じ頂点を目指し、まずは「開幕1軍」を勝ち取りにいく。(巻木 周平)

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2017年1月23日のニュース