広島 まさに「ラッキーセブン」逆転 虎ミス連発、2位巨人に5.5差

[ 2016年8月12日 05:30 ]

<広・神>7回1死二、三塁、田中の一ゴロをゴメスが本塁に悪送球し、三走・安部(左)が同点の生還。捕手・原口

セ・リーグ 広島5―3阪神

(8月11日 マツダ)
 広島にとってはまさに「ラッキーセブン」だ。2点を追う7回無死一、二塁から会沢の投前バントを藤浪が悪送球して1点差に迫ると、この後、1死二、三塁となり、1番・田中のひと振りがまたミラクルを呼んだ。

 初球を叩いたゴロは勢いなく一塁線に転がったが、足を滑らせたゴメスが今度は本塁へとんでもない悪送球。2者が楽々と生還して逆転した。

 デーゲームで巨人が負けたことを知っていただけに、田中は「今日は絶対に勝ちたかった。転がしたことが次につながったと思います」と笑顔。ゲーム差は5・5に広がり、最短16日にマジック25が点灯する。試合後は、勝ってかぶとの緒を締めよ…とばかりに全体ミーティングを実施。高ヘッドコーチが言う。「全力疾走したら、このように相手のミスも起きる。その再確認」。泥くさく1勝をもぎ取っていく先に歓喜のゴールがある。

 ▼広島・薮田(7回に登板し3者三振。昨年7月1日の巨人戦以来のプロ2勝目)本当にうれしい。春先は2軍スタートで、勝てるか不安だったけどよかった。

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2016年8月12日のニュース