岡島秀樹氏 ボストンで“引退登板”「フェンウェイで終われて良かった」

[ 2016年8月12日 09:33 ]

<レッドソックス・ヤンキース>試合前、フェンウェイパークで始球式を行った岡島秀樹氏

 巨人、レッドソックスなどで活躍した岡島秀樹氏(40)が11日(日本時間12日)、レッドソックス―ヤンキース戦前に始球式を行った。すでに今季限りでの現役引退を表明しており、これが区切りの“登板”。慣れ親しんだフェンウェイ・パークのマウンドから、捕手役の高めへ力強い球を投げ込み、盛大な拍手を浴びた。

 「これをもって引退、と思いやって来ました。最後にフェンウェイのマウンドで終われて本当に良かったし、感謝しています」と岡島氏。DeNAを昨季限りで戦力外となり、今春はオリオールズ傘下のマイナーキャンプに参加。3月下旬に自由契約となっていた。「3度目の米国挑戦で、これが駄目なら引退と最初から決めていた」。今後については特に決めておらず、野球を中心にスポーツに携わる仕事に就くことを希望した。

 メジャー1年目だった07年は、主にセットアッパーとして66試合に登板し、3勝2敗5セーブ、防御率2・22と抜群の安定感を誇った。オールスター戦にも選出され、チームのワールドシリーズ制覇に大きく貢献した。京都の東山高から93年ドラフト3位で巨人に入団。日本プロ野球では通算549試合で38勝40敗50セーブ、防御率3・19。メジャーでは266試合で17勝8敗6セーブ、防御率3・09の成績を残した。

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2016年8月12日のニュース