高代ヘッド「アホらしい」…一塁ゴメス “大暴投”で逆転許す

[ 2016年8月12日 08:15 ]

<広・神>7回1死二、三塁、田中の一ゴロをゴメスがホームに痛恨の悪送球し逆転される

セ・リーグ 阪神―広島

(8月11日 マツダ)
 2年ぶりの20号到達も空しかった。阪神・ゴメスが5試合ぶりの一発を放ったものの、他の打席は全て三振。7回の守備では決勝点を献上する痛恨の2点適時失策を犯し、試合後は報道陣の問いかけに無言で険しい表情でバスに乗り込んだ。

 最大の魅力である長打力も見せつけたが、それ以上に弱点が出てしまった。2―1の6回の第3打席で節目の左越え20号ソロ。第1、2打席は連続三振、しかも2打席目は無死一、二塁で、フルカウントからのヒットエンドランのサインで空振りし「三振ゲッツー」となっていた。

 それだけに本塁打の直後には「ここまで2つ三振をしてしまい、チャンスで併殺になってしまったけど、頭をリセットして打席に入った。それがいい結果につながったんじゃないかな」とコメントしていた。ただ、7回1死二、三塁での自身の本塁への“大暴投”で3―5と逆転された直後の8回2死一、三塁でも空振り三振。再度、挽回することはできなかった。

 試合前練習では猛暑だったこともあり、シートノックに参加しなかったが、大事な場面で攻守で痛すぎるプレーが出てしまった。 (山添 晴治)

 ▼阪神・高代ヘッドコーチ(ゴメスの適時失策に)足を芝生にとられたとかじゃないよ。なんとも言えん。アホらしいね。

 ▼阪神・久慈内野守備走塁コーチ(ゴメスの適時失策に)シートノックでも「捕ってから速く」とは常々言っているけど、試合になると慌ててしまうから。あの回に(藤浪と)2つのミスが出たということ。

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2016年8月12日のニュース