満員ファンの前で赤っ恥…中日 48年ぶり9カード連続負け越し

[ 2016年8月12日 05:30 ]

<中・ヤ>5回途中降板する伊藤(左)

セ・リーグ 中日2―8ヤクルト

(8月11日 ナゴヤD)
 最下位に低迷する中日は山田ら故障者続出の5位ヤクルトに2―8で2連敗を喫し、68年以来、48年ぶりの9カード連続負け越し。今季2番目に多い3万8088人が集まった本拠地ナゴヤドームで球団ワーストタイ記録の醜態をさらした。

 ドラゴンズブルーのユニホームを配布する昇竜デー。スタンドは満員だった。しかし、先発伊藤は4回0/3を10安打8失点。試合後、12日に出場選手登録を抹消されることが決まった。打線も8安打を放ったが2点止まり。9日には谷繁監督の休養が発表されたばかりだが、借金は今季最悪16に増えた。森監督代行は連続カード負け越しについて「負ける材料はたくさんあった。次なんとかとはいつも思っている」と口調を強めた。落合GMは2試合連続でナゴヤドームに姿を見せ、今後の強化策や再建方針などを話し合ったと見られる。

 ▼中日・岡田(6回からの2イニングを6者連続三振の完全投球)たまたまです。勝っているゲームでやりたい。最近失点するケースが多かったので、そろそろピシャッと抑えたいと思っていた。続けられるようにしたい。

 ≪監督人事も今季とそっくり≫中日は7月8~10日のヤクルト戦から9カード連続の負け越し。これはフランチャイズ制で1カード3連戦となった52年以降では、64年5~6月と68年5~6月に並ぶ、48年ぶり3度目の球団ワーストタイ記録。なお64年は負け越し5カード目直後の6月8日に杉浦監督、68年は9カード目直後の6月25日に杉下監督の休養発表と監督人事も今季とそっくり。シーズン成績はどちらも最下位だった。

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