熊本代表・秀岳館、被災地に1勝届けた! 広部V弾 小刻み継投実る

[ 2016年8月12日 18:19 ]

<秀岳館・常葉学園菊川>7回裏2死一、三塁、秀岳館・松尾は左中間に2点適時二塁打を放つ

第98回全国高校野球選手権大会2回戦 秀岳館6―1常葉学園菊川

(8月12日 甲子園)
 第98回全国高校野球選手権大会第6日は12日、甲子園球場で2回戦が行われ、第4試合では15年ぶり2回目出場の秀岳館(熊本)と3年ぶり5回目出場の常葉学園菊川(静岡)が対戦。今春センバツ4強の秀岳館が終盤に相手投手を攻略して6―1で勝ち、3回戦進出を決めた。

 秀岳館は4回、先頭・九鬼の中前打と犠打、死球で1死一、二塁。ここで打席に入った天本の打球は相手遊撃手のグラブを弾く強襲安打となり、ボールが高くハネ上がる間に二塁走者が一気に生還して先制に成功した。

 6回に追いつかれた秀岳館だったが、7回に先頭の広部が左翼スタンドにソロ本塁打を放って勝ち越し。さらに天本、木村の連打などで2死一、三塁としてから松尾が左中間へ2点適時二塁打を放ってリードを3点に広げた。8回には2死走者なしから広部の四球出塁を足場に天本、木村の連打と敵失で2点を追加した。

 守っては先発の川端が3回1安打無失点、2番手の田浦が4回4安打1失点と小刻みにつないだ継投を8回から登板したエース有村が制球に苦しみながらも2回無失点で乗り切った。

 常葉学園菊川は0―1で迎えた6回に9番・山本が秀岳館の2番手・田浦から左中間スタンドにソロ本塁打を放って1度は追いついたが、左腕エースの落合が終盤に打ち込まれ、自慢の“フルスイング打線”も5安打1得点に終わった。

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2016年8月12日のニュース