前橋育英　初戦敗退　エース佐藤悔し涙「勝ちたかった」

＜前橋育英・嘉手納＞７回無死、逆転のホームを踏んだ嘉手納・仲井間（中央）ら喜ぶナインの奥で、唇をかむ前橋育英・佐藤

第９８回全国高校野球選手権第５日・２回戦 前橋育英３―１０嘉手納

（8月11日 甲子園）
　前橋育英（群馬）は高橋光成（現西武）を擁して初出場初優勝した１３年以来３年ぶりの出場で初戦敗退を喫した。

　２点リードの７回に９安打を集中され８失点。６回０／３を１１安打５失点で降板したエース右腕・佐藤は逆転負けに「甲子園で勝ちたかった」と悔し涙を流した。小川主将は３年前の正捕手を務めた兄・駿輝さんが観戦する前で１安打を放ったが「この仲間と野球ができなくなるのは寂しい」と号泣。高橋光成の弟・亮成（りょうな）は、背番号１４で三塁コーチを務め「ここで勝つ兄は凄いと思った」と声を絞り出した。