阪神・新井 4連打締めV打 若手台頭で今季2度目先発も大仕事

[ 2016年5月29日 05:30 ]

<巨・神>4回1死二、三塁、右前に2点打を放った新井はベンチに向かってガッツポーズ

セ・リーグ 阪神6―4巨人

(5月28日 東京D)
 押せ押せムードに乗り遅れることはなかった。2点を追う4回、1死一塁からゴメス、原口、ヘイグの3連打で同点とし、なおも二、三塁から阪神・新井が決めた。

 今村の初球、高め直球を力負けすることなく右前に運ぶ2点適時打。自身14打席ぶりの安打は4連打締めの決勝打となった。

 「三振と内野フライだけはしないように心掛けていった。(当たりは)素晴らしくはないですけど…。詰まり気味で打てたので。ただ(走者)2人がかえって良かった」

 14日DeNA戦以来、今季2度目の先発出場。「(先発起用は)片岡打撃コーチの大推薦のもと(笑)。(本人も)行けます!と言うから。まさに、やってくれました」。舞台裏を明かした金本監督も、期待に応えた「愛弟子」を称えた。

 7回無死から右前打し15年8月19日巨人戦(東京ドーム)で2安打して以来の複数安打もマーク。今季2度目となるお立ち台では「明日(29日)、すごく大事なので。切り替えて、明日、頑張ります!」と3連勝へ向けた決意を示した。若手の台頭で出場機会が制限される中、中堅選手が再び意地と存在感を示した。 (山本 浩之)

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2016年5月29日のニュース