お寿司大好きレアード 5月10カ~ン!連発15号で鷲ガリ一丁上がり

[ 2016年5月29日 05:30 ]

<楽・日>5回無死、レアードが左翼へ14号ソロを放ち、カメラに向かってすしを握るパフォーマンス

パ・リーグ 日本ハム7―1楽天

(5月28日 コボスタ宮城)
 握って、また握って、チームの連敗を3で止めた。日本ハムのレアードがダイヤモンドを回りながら、お得意の「寿司ポーズ」を連発した。

 「打席の中で徐々にタイミングが合ってきた。完璧だった」。そう振り返ったのは1―0の5回。先頭で初対戦の安楽が投じたスライダーを左中間席へ運んだ。7回にも再び先頭打者で石橋の直球を左翼席へ。14、15号の2打席連発でリーグトップの西武・メヒアに1本差に迫った。今季3度目の1試合2発で、5月は10本塁打。「メヒアまであと1本!ガンバリマス!」と超ご機嫌だ。

 来日2年目。愛弟子の存在が刺激になっている。試合がなかった23日の夜。同じ三塁手で新人の横尾を、札幌市内にあるなじみの寿司店「空海」に連れて行った。自身の大好物「あぶりトロ」をごちそうし、野球談議に花を咲かせた。「考え方が凄く勉強になる。僕の“師匠”です」と横尾。レアードは右肩痛のため前日からDHでの出場だが、代わって三塁で起用されたのがその横尾だ。レアードは「俺より良いプレーするなよ」と横尾に冗談めかす。弟子の成長がうれしくもある。

 来日1年目の昨季は、本塁打王の西武・中村に3本差のリーグ3位タイの34本塁打だった。「シーズンが終わった時に上(リーグトップに)いられたらいい」。初の本塁打王獲得に燃えている「レアード師匠」から目が離せない。 (柳原 直之)

 ▼日本ハム・中田(4回に放った先制左翼線適時二塁打が決勝打に)打ち方が“ぶさいく”だったけど、いいところに転がってくれた。
 

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