慶大・加藤拓 178球完投20勝「大学で一番苦しかった」

[ 2016年5月29日 05:30 ]

<早大・慶大>4失点完投で通算20勝目を挙げた慶大・加藤拓

東京六大学野球第8週第1日 慶大9―4早大

(5月28日 神宮)
 慶大―早大1回戦が行われ、慶大が9―4で早大に先勝した。今秋ドラフト候補右腕のエース加藤拓也投手(4年)が4失点しながら178球完投して通算20勝目をマーク。打っては2回に先制2ランを放った。昨年、春秋連覇した早大は11年春以来の5位が確定した。

 加藤拓が苦しんでリーグ通算20勝目をつかんだ。10安打10四死球10奪三振完投に「大学で一番苦しかった」と振り返った。この日最速149キロの直球を軸に5回まで無失点。2回にはリーグ通算2号の先制左越え2ランを放った。だが「ストライクをどう入れたらいいか分からなくなった」と制球を乱し、6、7回で4失点。2年秋の自己最多213球に次ぐ178球を投げ抜いた。1年春からリーグ戦に登板し、抑えも経て現役2位の20勝に「入学時は想像していなかった」と感慨深げ。今季は優勝を逃したが「早稲田に勝てて良かった」と伝統の一戦での白星に安どした。

 ▼慶大・柳町(慶大史上初となる1年春首位打者を狙うも、5打数1安打で打率・350。リーグ3位は変わらず、首位と7分5厘差)(首位打者は)意識していない。課題はまだまだ、たくさんある。

 ▼早大・高橋広監督(先発の大竹は3回途中5失点)失点が多すぎる。(打線も14残塁で5位が確定し)6位にならなくて良かった。

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2016年5月29日のニュース