高木、お立ち台でまさかの“指導” 坂本「ちゃんと喋れるように」

[ 2016年5月29日 17:15 ]

<巨・神>連敗を止め高橋監督(左)とハイタッチする高木勇(中央)

セ・リーグ 巨人2―1阪神

(5月29日 東京D)
 巨人が1点差で逃げ切り、連敗を7で止めた。3回に新人・重信の適時打と坂本のソロ本塁打で2点を先制すると、先発・高木は7回3安打1失点の好投。マシソンと沢村は無失点でリレーし、東京ドームに詰めかけた巨人ファンに久々の白星をプレゼントした。

 連敗ストッパーとなった高木はお立ち台で「本当に…よかったです」と安堵の表情。「初回から飛ばしていきました。チームの雰囲気も良かったので自分のことだけ考えて投げました」と笑顔を見せたが、重信に続いてヒーローインタビューを締めた坂本からは「高木勇人にヒーローインタビュー、ちゃんと喋れるように指導しておきます(笑)」とまさかの“ダメ出し”。今月11日以来となる10号ソロについては「重信がいいタイミングで打ってくれて、続けてよかった」と満足顔だった。

 連敗中も気丈に振る舞っていた高橋監督は、泥沼脱出に淡々とした表情。9回2死一塁、一打同点の場面を守護神・沢村がしのいで白星を手にしたが、指揮官はその瞬間の心境を問われ「特にないです」。06年7月以来10年ぶりとなる7連敗を喫していたが、重圧は「特にないですけど」といい、「流れがよくない中で1つ勝てたことで、少し流れが変わってくれれば」と交流戦での巻き返しを期した。

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2016年5月29日のニュース