殿堂入り山中氏 表彰「野球の品格が失われつつある気がする」

[ 2016年5月29日 05:30 ]

レプリカの横で花束を手にする山中正竹氏

 法大で東京六大学野球リーグ最多となる48勝を挙げ、92年にはバルセロナ五輪の日本代表監督も務め、1月に野球殿堂入りした山中正竹氏(69)が28日、神宮球場での慶大―早大1回戦前に表彰を受けた。

 花束と殿堂入りレリーフのレプリカを贈られた山中氏は「感激しました。野球の品格が失われつつある気がするので回復の力になれれば」と話した。表彰式には元衆議院議員で戦後の野球復興を支え、同じく1月に殿堂入りした明大OBの故松本瀧蔵氏の長男・満郎氏(83)も出席し「この上ない喜び」と語った。野球殿堂博物館では、7月12日まで山中氏の48個のウイニングボールなど両氏ゆかりの品を特別展示する。

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2016年5月29日のニュース