藤浪“鬼門”で975日ぶり白星!金本阪神 初の伝統の一戦で快勝

[ 2016年4月5日 20:36 ]

<巨・神>阪神の先発・藤浪

セ・リーグ 阪神8―2巨人

(4月5日 東京D)
 首位の巨人・高橋監督、2位阪神・金本監督率いる初の“伝統の一戦”は、阪神が8―2で快勝。阪神は3連勝で、ゲーム差を0・5に縮めた。巨人は今季5カード目で初めて黒星発進となった。

 阪神・藤浪は、初回に1点を奪われたものの2回以降は4安打の力投。8回、114球を投げ6安打2失点、12奪三振で今季2勝目。東京ドームでは新人だった2013年8月4日に白星を挙げて以来6連敗中という“鬼門”だったが、975日ぶりに白星を挙げた。打者としても3回には安打と激走で勝ち越しのホームを踏む活躍を見せた。

 打線も新人の高山が4安打放つなど、10安打8得点で、昨季8試合の対戦で5勝を献上したポレダを攻略。

 初回、先頭の高山が左前打で出塁し、ヘイグの二ゴロで二進した2死二塁で、4番の福留が初球の真ん中のストレートを中前へ弾き返し先制。

 3回には先頭の藤浪が右前打で出塁し、高山の右前打で三塁へ激走。横田投手への高いバウントの打球が安打となり勝ち越した。ヘイグが四球を選んだ満塁で福留も右犠飛で加点。さらに1死一、三塁でゴメスの空振り三振の時に重盗を仕掛けこの回3点目を挙げた。

 6回にはゴメスが四球と2年ぶりの盗塁で二進し、鳥谷の左前打で1死一、三塁とし、西岡の一塁への当たりが安打となって加点。藤浪も四球を選んだ満塁で、ポレダのボークで1点。さらに高山は右前2点タイムリーを放って8―1と大きく突き放した。

 巨人の先発・ポレダは6回を投げ8安打で8失点と崩れ、今季1勝1敗。打線も初回、先頭の長野が左前打で出塁し、立岡の送りバントと坂本の右飛で三進した二死三塁で、こちらも4番・ギャレットが中前適時打を放ち追いついたが、その後は藤浪に抑えられ、7回に堂上が今季1号ソロを放ったがそこまで。8回には代打・中井の左前打と立岡の四球、坂本の内野安打で2死満塁としたが、ギャレットは三振に倒れた。

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