ブレーブス マーケーキスの走塁が“アットリー・ルール”適用第1号

[ 2016年4月5日 13:50 ]

ブレーブスのマーケーキス(右)のスライディングでバランスを崩すナショナルズのマーフィー (AP)

ナ・リーグ ブレーブス3―4ナショナルズ

(4月4日 アトランタ)
 4日に行われたブレーブス―ナショナルズの開幕戦で、今季から導入された“アットリー・ルール”が適用される場面があった。

 ブレーブスは2―2の同点で迎えた7回、先頭打者のマーケーキスが四球で出塁すると、続くオリベラがサードへのゴロ。ナショナルズの三塁・レンドンがこれをさばき、セカンドにボールを送ると、二塁・マーフィーがベースを踏み1アウト。併殺を狙いファーストへ送球しようとしたマーフィーだったが、マーケーキスのスライディングで大きくバランスを崩した。

 何とか送球はしたものの、時すでに遅し。ファーストミットにボールが収まる時には、すでに打者走者のオリベラは一塁ベースを駆け抜けていた。しかし、二塁塁審はマーケーキスの足からのスライディングが走路から大きく外れていたとして、オリベラにもアウトを宣告。これが“アットリー・ルール”適用第1号の瞬間だった。

 ルールの名前にあるアットリーとは、ドジャースのチェース・アットリー内野手のこと。同選手は昨年のプレーオフで併殺を阻止するための危険なスライディングを敢行。これにより、相手の守備選手が足を骨折した。これを重く見た大リーグ機構は、こうしたプレーを排除するため、オフに新ルールの採用を決定。このルールに抵触したと判断された場合には、走者だけでなく打者走者もアウトとされることになった。

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