金本監督「苦手つくらない」東京D6連敗中藤浪にあえて先陣任せた

[ 2016年4月5日 05:30 ]

満開の桜を背に、5日の巨人戦に向けキャッチボールで汗を流す藤浪

セ・リーグ 阪神―巨人

(4月5日 東京D)
 阪神・金本監督は、監督として戦う初の伝統の一戦を前に、選手の意識改革を求めた。

 「苦手をつくらないためにも、選手は意識してやっていかないといけない。去年、東京ドームで負けている(2勝11敗)んだというのを、ね」。あえて悪いデータを意識させることで、選手に発奮を促した。

 先陣を切る藤浪にとっても東京ドームは「鬼門」の地だ。現在6連敗中で、新人だった13年以来、白星から遠ざかる。しかし、本人に苦手意識はない。神宮室内での指名練習に参加した右腕は「運の問題もあると思う。打たれているイメージは少ない。むしろ抑えているイメージの方が強いぐらい」と言い切った。通算防御率は3・59だが、昨年7月11日に5回2/37失点と打ち込まれたのが響いており、直近の同年8月20日は8回0/3を2失点と好投している。藤浪のポジティブ思考も意識改革の一つといえる。

 3連勝すれば、一気に単独首位に立つ。「とにかく上のチームには勝たないと。(巨人は)今、強いから、それに絶対に押されないように」と金本監督。まずは気持ちで負けないこと。その意味でも今季を占う3連戦といえる。

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