清宮 勝利を決める甲子園初安打初打点「一本打たないと示しがつかない」

[ 2015年8月8日 10:24 ]

<早実・今治西>7回裏1死二塁、早実・清宮は甲子園初安打となる右前適時打を放つ

第97回全国高校野球選手権大会1回戦 早稲田実6―0今治西

(8月8日 甲子園)
 2度の好機で凡退した1年生スラッガーだが、3度目は逃さなかった。7回、1死二塁、早実の清宮幸太郎は右前に適時打を放った。「一本打たないと示しがつかない」という強い意志で打ったタイムリーの後、さらに早実は2点追加。和泉監督をして「ベンチの雰囲気が変わった。あの一打は大きかったと思います」という一打で、早実の勝利は決定的となった。

 午前8時開始の第1試合にもかかわらず、早くも満員札止めの4万7000人の大観衆にも「緊張しなかった。今までと格が違う。あれだけ観客が入っていて、気持ちよかった」と大舞台を楽しんだ清宮。4打数1安打1死球甲子園初安打初打点を記録し、和泉監督も「勝負強いものを持っている子なので。期待通り」と評価するように上々のデビュー戦にも見えるが、お立ち台に立った1年生からは反省することしきり。「まだまだ。ボール球に手を出している。今後は修正していきたい」と凡退した打席に気にしていた。

 「チャンスが何回もまわってくる。しっかり全部還せるようにしたい」と、好機では確実に打点をマークすることを次の目標に掲げた。注目の2回戦は第8日の第1試合で広島新庄と対戦する。

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