早実など4校が2回戦へ 大阪偕星は初陣飾る…夏の甲子園第3日

[ 2015年8月8日 19:30 ]

<比叡山・大阪偕星>甲子園を去る時も正座する大阪偕星ナイン

 第97回全国高校野球選手権大会第3日は8日、甲子園球場で1回戦4試合が行われ、早実(西東京)、敦賀気比(福井)、大阪偕星(大阪)、下関商(山口)が2回戦に進出した。

 第1試合は、早実が1回、金子の右中間2点三塁打と敵失で3点を先制。7回には注目の1年生スラッガー・清宮が甲子園初安打初打点を記録するなどこの回3点を加えて今治西(愛媛)を6-0で下した。

 初の選抜の優勝校・敦賀気比と強豪・明徳義塾(高知)が激突した第2試合は、序盤までに3点をリードされた敦賀気比が8回に追いつくと、延長10回2死満塁の好機で、主将の篠原が中前へ適時打を放って4-3でサヨナラ勝ち。明徳義塾は、夏の甲子園で初めての初戦敗退となった。

 第3試合は初出場の大阪偕星が勝利目前の9回に同点に追いつかれながら、延長10回に6連打の猛攻。7-3で比叡山(滋賀)を下して、うれしい甲子園1勝を飾った。比叡山は33年ぶりの夏1勝とはならなかった。

 第4試合は下関商エース森元が投打に活躍。雷で約1時間中断した影響を感じさせず11回を3失点完投。11回の裏の攻撃では自らのバットでサヨナラ勝ちを決めた。

 大会4日目の9日は春夏通じて初の甲子園出場を果たした津商(三重)が“常連”の智弁和歌山と対戦。第2試合では春夏通算50回目の天理(奈良)が、守備に定評がある創成館(長崎)と激突。第3試合では滝川二(兵庫)と中越(新潟)が、第4試合では明豊(大分)と仙台育英(宮城)が顔を合わせる。

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