斎藤佑 後輩に続いての白星ならず…112日ぶり先発で5回2失点

[ 2015年8月8日 19:44 ]

<日・楽>日本ハム先発・斎藤
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パ・リーグ 日本ハム4-3楽天

(8月8日 札幌D)
 日本ハムの斎藤佑樹投手(27)が8日、札幌ドームで行われた楽天戦に先発し、今季最長となる5回、86球を投げ5安打2失点で降板。勝ち負けはつかなかった。

 今季は開幕ローテーション入りしながら不振で2軍降格。中継ぎに配置転換されて6月13日に再昇格したが、結果を残せず、2度目の2軍降格を経て、4月17日楽天戦以来112日ぶりの先発のマウンドだ。

 しかも、母校・早実がこの日の甲子園で今治西を下し初戦突破して2回戦に進出。06年の甲子園で球史に残る駒大苫小牧との再試合の末に、早実に初の夏の甲子園優勝をもたらした斎藤も、先輩の意地を見せたいところ。「お互いが勝つことに越したことはない。刺激はあります」と気持ちを高めていた。

 初回は3者凡退の上々のスタート。2回には2死から嶋に右前打、聖沢に左翼線二塁打を打たれ二、三塁とされると、阿部には投手強襲の二塁内野安打と3連打を許し先制点を奪われた。

 だがその裏、味方がすぐさま追いつく援護を受け、3回は3者凡退に切り抜けたものの、4回に先頭のペーニャに12号ソロを打たれ、再び勝ち越しを許した。1―2の6回から谷元にマウンドを譲った。斎藤の昨年9月29日以来の勝利はならなかったが、試合は作った形に。その後6回、味方が追いついたため、負けはなくなった。

 斎藤は早実の勝利は「球場に行く準備をしながらテレビで見ていた。勝った瞬間、もの凄いプレッシャーを感じた」と告白したが「お互いに注目してもらえることは、めったにない」と前向きにとらえていた。

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