ベンチ内で選手同士が小競り合い「兄弟げんかのようなもの」

タイガースのブラッド・オースマス監督　（ＡＰ）

ア・リーグ タイガース２―７レッドソックス

（8月7日 デトロイト）
　タイガースは７日に行なわれたホームでのレッドソックス戦で、ホセ・イグレシアス内野手（２５）とジェームズ・マキャン捕手（２５）がベンチ内で小競り合いを起こす場面が見られた。

　６回、レッドソックスの攻撃終了後に両選手はベンチに戻ると、まずマキャンが何か言いながらグラウンドを指差してイグレシアスに歩み寄った。これに激高したイグレシアスはマキャンを両手で押し、慌ててチームメートが間に入る事態へと発展。その様子はテレビカメラもしっかりととらえていた。

　試合後の両選手は口を閉ざしていたが、どうやらこれは直前のイグレシアスのプレーが発端となっている模様。レッドソックスのカスティーヨが放ったセンター前ヒットをショートのイグレシアスが初めから追おうとしなかったことがマキャンのしゃくに障ったようだ。

　「シーズン中、ずっと行動を共にしていれば意見が合わないこともあるさ。あの小競り合いは兄弟ケンカのようなものだよ」。両選手の代わりにそう口を開いたのはオースマス監督。「勝負の世界に身を置いていれば、あれは当然のこと。自分の現役時代にはしょっちゅうあったよ」と指揮官は特に問題とは考えていないようだ。