谷繁監督ぼう然「コメントしようがない」…中日球団初の捕逸サヨナラ負け

＜神・中＞１１回１死満塁、打者・マートンの時、捕手・桂は痛恨のサヨナラ捕逸
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セ・リーグ 中日２－３阪神

（7月9日 甲子園）
　今季５度目のサヨナラ負けに中日・谷繁監督もぼう然だった。延長１１回から投入した守護神・福谷がまさかの乱調。３四球に暴投、最後は捕逸で幕切れとなり、５月以来の３連勝を手にできなかった。捕逸によるサヨナラ負けは球団初だった。

　指揮官は「最後はコメントしようがない」と言葉を絞り出し「それよりも追い越せるチャンスで追い越せなかったことが全て」と３度の勝ち越し機を逸した打線に責任を求めた。とはいえ「（福谷は）なぜ、そうなるのか。自分で突き詰めてやらないと」と自滅した福谷にも猛省を促した。今季４度目の救援失敗となった福谷も「結果が全て…」と力なく話すのが精いっぱいだった。

　上げ潮ムードをぶち壊す敗戦。本拠地で行われる広島戦で仕切り直すしかない。

　▼中日・福谷（制球難で今季４度目の救援失敗）結果が全てです。

　▼中日・友利投手コーチ（福谷に）マウンドでは誰も助けてくれない。この壁を乗り越えないといけない。

　≪７年ぶり７人目≫中日は桂の捕逸でサヨナラ負け。セ・リーグで捕手のサヨナラ捕逸は、０８年６月１４日の日本ハム戦で川本（ヤ）が記録して以来７年ぶり７人目だが、中日は桂が初めて。