マー君 今季最多114球「また一つステップを踏めたかな」

[ 2015年7月10日 06:37 ]

アスレチックス戦に先発したヤンキースの田中(AP)
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ア・リーグ ヤンキース6―2アスレチックス

(7月9日 ニューヨーク)
 ヤンキース・田中将大投手が9日(日本時間10日)のアスレチックス戦に先発し、今季自己最長の7回2/3を2安打2失点(1自責点)と好投し、5勝目(3敗)を挙げた。6月9日のナショナルズ戦以来、実に1カ月ぶりの白星で、前半戦最後となる登板を飾った。

 1点先制された直後の2回に、二塁打を2本浴びて2失点で逆転を許した。だが3回以降は打者18人に対し、振り逃げによる走者1人を許しただけとほぼパーフェクトな投球。今季はここまで10試合で球数100球超えが一度もなかったが、最多114球を投げ抜いた。4回に味方が勝ち越し、チームは2連勝となった。

 ――1カ月ぶりへの白星に率直な思いは?

 「チームも勝ったことですし、自分自身も状態が上がってきているという実感が持てる登板だったと思います」

 ――きょうの登板内容を振り返ると?

 「バランス良く、全ての球種で狙ったところに投げられるようになってきました。それで、うまくバッターとの勝負をすることもできて、いい投球につながったと思います」

 ――今季最長イニングを投げ、球数も最多の114球だったが?

 「なかなか100球を超えなかったんですが、それを超えて投げられて、自分の中でまた一つステップを踏めたかなとは思っています。一番反省するところは、2回に2点目を取られたこと。せっかく守備で助けてもらい(遊ゴロ併殺で)2死三塁という形がつくれたのに。あそこでタイムリーを打たれて2点目を失ったところは、自分の中で凄く悔しい部分です」

 ――収穫と反省もふまえて、後半戦へ向けて?

 「いい形で前半戦を終えられたが、DL(故障者リスト)にも入ったし、不安定な投球も多かった。きょうみたいな投球を続けることが一番。オールスターブレークも挟むし、その間しっかり調整して、また次につなげたいと思います」

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2015年7月10日のニュース