岸 わずか1安打で2敗目…「先に点をやったから負けた」

[ 2015年7月10日 21:36 ]

<日・西>快投を続ける西武先発の岸
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パ・リーグ 西武0―1日本ハム

(7月10日 札幌D)
 西武の岸は、2敗目を喫したものの、8回、1安打完投という“完全復活”の快投を見せた。

 日本ハム・大谷との投手戦を展開し、6回まで18人連続で抑える完全投球。7回1死から四球で初めての走者を出しながらも、無安打は続けていた。しかし、8回、先頭・近藤に中越えの二塁打を打たれ、昨年5月2日のロッテ戦に続く2年連続のノーヒットノーランの夢は断たれた。さらに1死三塁となった後、岡に投前にスクイズを決められ、これが決勝点となってしまった。

 「大谷君もいい投球をしていたし、先に点をやったから負けた」と岸。スクイズも「頭にはあった。上か下、どっちかに外そうかと考えて中途半端になった」というが、1ボール1ストライクからの3球目は田辺監督も「まさかあそこでするとは思わなかった」というものだった。

 岸は、今季は3年連続の開幕投手に指名されながら、左脇腹の炎症で開幕直前に離脱。6月4日の中日戦(ナゴヤドーム)で復帰してから、この日まで5試合に登板し1勝1敗。なかなか波に乗れなかったが、完全復活を示す投球で後半戦の活躍を期待させた。「期間が空くので忘れないようにしっかりやっていきたい」と岸も手応えを感じているようだった。

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2015年7月10日のニュース