どちらを選ぶ?オリオールズ将来有望右腕がNBAチームと契約

[ 2015年7月10日 17:44 ]

メジャーリーグを目指して練習に励む投手 (AP)

 米メディアは9日、オリオールズ傘下でプレーしている将来有望の右腕パット・コノートン(22)が米プロバスケットボール、NBAのトレイルブレイザーズと契約したことを伝えた。

 コノートンはノートルダム大学在籍中の14年にオリオールズからドラフト4巡目(全体121位)での指名を受け、最速154キロのストレートを武器に傘下のマイナーでプレー。球団内の将来有望選手で9位にランクされる逸材だった。

 しかし、身長1メートル96のコノートンはシーズン終了後に大学へ戻り、バスケットボールコートに立つと、ガードとして1試合平均で10・5得点、5・9リバウンド、1・8アシストをマーク。全米トーナメントでチームをベスト8に導いた。

 この活躍が目に止まり、先月に行われたNBAのドラフトでトレイルブレイザーズが2巡目(全体41位)で指名。コノートンは以前、メディアの取材に対して「野球とバスケットボール、どちらか一つを選ぶことはできない」と語っていたが、結局、マウンドへ別れを告げたようだ。

 なお、バスケットボールを選んだ場合、オリオールズはコノートンとの契約時のボーナス、42万8千ドル(約5千200万円)の返還を求める可能性があると情報筋は語っている。

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2015年7月10日のニュース