上原 イチローと通算13の2 お得意要因は「目も見ないようにしている」

[ 2015年7月10日 05:30 ]

<レッドソックス・マーリンズ>試合前の練習中、イチロー(左)と談笑する上原
Photo By スポニチ

インターリーグ レッドソックス6―3マーリンズ

(7月8日 ボストン)
 レッドソックスの上原が今季初対決となったイチローを抑え、2日連続となる21セーブ目を挙げた。3点リードの9回1死走者なし。41歳の左打者を迎えた40歳右腕は「意識するとボール、ボールとなってしまうので意識しないように投げた」という。

 初球は外角低めの直球で見逃しのストライクを奪い、2球目も直球。今度は真ん中高めに88マイル(約142キロ)を投げ込み、中飛に打ち取った。「サイン通りに高めに投げられた」と高低差を使った投球に満足げ。3者凡退に打ち取り、今季初の4連勝に導いた。

 これでイチローとは通算13打数2安打、打率・154。大リーグ1年目だったオリオールズ時代の09年こそ3打数2安打と打ち込まれたが、それ以降は10打数無安打、6奪三振と完璧に抑えている。その要因を「目も見ないようにしている。見てしまうと意識するから」と明かした。

 2人合わせて81歳のベテラン対決に勝利。それでも前日に大リーグ史上6人目の40歳以上のシーズン20セーブを記録した上原は「野手で41歳というのは僕ら(投手)の40歳と違いますから。打って、投げて、走って、ほんと凄いことだと思います」とメジャーの大先輩に敬意を表した。

続きを表示

この記事のフォト

2015年7月10日のニュース