マー君、1カ月ぶりの白星!8回途中2安打2失点で今季5勝目

[ 2015年7月10日 05:05 ]

<ヤンキース・アスレチックス>ヤンキース先発の田中(AP)

ア・リーグ ヤンキース6―2アスレチックス

(7月9日 ニューヨーク)
 ヤンキース・田中将大投手(26)が9日(日本時間10日)のアスレチックス戦に先発し、今季最長の7回2/3を114球、2安打6奪三振2失点(自責点1)と好投。6月9日のナショナルズ戦以来、5試合ぶりの白星で今季5勝目(3敗)を挙げ、チームを連勝に導いた。

 前半戦の最終登板。前回3日のレイズ戦では6回3失点で勝敗はつかなかったが、3試合ぶりのクオリティースタートに「次の登板は楽しみですね」と手応えを口にし、この日の登板を迎えた。

 初回は簡単に三者凡退で打ち取った。だが、味方打線がガードナーのソロアーチで1点を先制した直後の2回、先頭・レディックに打撃妨害で出塁を許すと、続くバトラーに左翼線への適時二塁打を打たれて同点とされた。なおもデービスに四球を与えて無死一、二塁のピンチを背負い、ローリーは遊ゴロ併殺打に仕留めたものの、2死三塁からキャンハに右中間を破る二塁打を打たれて逆転を許した。

 2回り目に入った3回にはこの日の最速151キロをマーク。相手の1、2、3番をすべて内野ゴロに打ち取った。

 その裏の攻撃でテシェイラが右前適時打を放って同点に追いつくと、4回の田中は1死から振り逃げで走者を出したものの後続を抑えて無失点。味方打線が2点を勝ち越した後の5回は三者凡退、6回も2者連続三振など3人で斬って取った。

 6回まで球数は92球。7回も3人で片づけた田中は今季初めて8回のマウンドへ。先頭・キャンハを空振り三振、セミエンを見逃し三振に仕留めると、球数が114球に達したことで降板。その際に観衆は、スタンディングオベーションで、田中の力投を称えていた。その後、8回に2点を加え、リリーフ陣も無失点でしのいで、田中に白星をもたらした。

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