PL学園 “2代目校長監督”初陣は7回コールド発進

[ 2015年4月19日 05:53 ]

試合を見守るPL学園の草野新監督(中央)

春季高校野球大阪大会1回戦 PL学園9―1渋谷

(4月18日 豊中ローズ)
 春夏合わせて7度の全国制覇を誇る名門、PL学園が18日、大阪大会1回戦で渋谷を9―1で下した。4月1日付で新校長に就任し、硬式野球部の指揮を執る草野裕樹監督(64)の初陣を7回コールドで飾った。

 初回に辻の先制2ランで主導権を奪い、6回は打者10人で一挙5得点。ベンチでサインも出した草野監督は「立て直して新しい方向へ向かう中、その陣頭指揮に立っていく」と再建への決意を示した。

 13年2月に起こった部内暴力で当時の監督が退任。同年10月から代行監督を務めた正井一真前校長が教団内の異動で3月末で校長職を退いた。草野監督は部長として09年春夏甲子園を経験も2代続けて選手経験のない校長監督は異常事態。新入部員の募集を停止し存続危機に直面する中、2、3年生の計32人で戦う。部員募集再開のメドは立っていないが「PL学園生としてきちんとできれば、おのずと道は開けてくる」と今後に含みを持たせた。

続きを表示

2015年4月19日のニュース