阪神大震災で全壊マンションから救出された女性“神戸代表”で始球式

[ 2015年4月19日 14:05 ]

パ・リーグ オリックス―西武

(4月19日 ほっと神戸)
 震災20年「がんばろうKOBE ~あの時を忘れない~」と銘打って行われた19日の西武戦で、神戸市在住の村中彩さん(20)が始球式を務めた。

 村中さんは、95年の阪神大震災発生時に、生後2カ月で、全壊したマンションの3階からレスキュー隊員により救助されている。今回は神戸市民を代表して始球式を行い、復興を祈念した。大役を終えた後の第一声は「緊張しました」。

 この日のために練習を積んできたが、大観衆の中では勝手が違うようだ。現在、兵庫大学の3年生で「人の役に立てる」との思いで、管理栄養士を目指して勉強中。「母も野球はあまり見ないが、優勝したときは印象に残っていて、活気づいたと聞きました。神戸代表という意味で、今年もオリックスには優勝してほしい」とエールを送っていた。

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2015年4月19日のニュース